独り言
乾いた落ち葉が音を立てて 木枯らしに舞っている
空を覆いつくした厚い雲は どんな雪を降らそうか迷ってる
高いヒールのブーツに 痩せた猫がじゃれついてきて
振り払って歩けなかった 君も私もひとりぼっち
暖かな部屋が恋しいよね
遠い遠い空の下に生きてる あなたの声が聞きたい
ほんのちいさな囁きでいい
遠い遠い空の下に生きてる あなたの声が聞きたい
たった一言「おやすみ」でいい
叶わない願い
今夜はこの猫の名前を 考えながら眠ろう

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/05/24(水) 14:06:07|
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イルカの楽園
うねる青い波間を あなたが見えなくなるまで泳いだ
痛みを振り切れるまで イルカたちと南の島まで旅しよう
温かい風の中で 口ずさんでしまうのは
幸せな愛の歌 叶わなかった夢
白い雲から涙が降り落ちて 肩まで伸びた髪を濡らす
指輪の跡が消えてゆく
水のように流れて 何処に行ってしまうの?
離れてからもうどれだけ遠くに漂っているの?
暗い水底に沈まないように 大きな帆を立てて
痛みを振り切れるまで イルカたちと南の島まで旅しよう
背の高いヤシの木に登って 楽園を見渡そう

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/05/03(水) 17:18:29|
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ピアノ
淡いライトが照らし出す 埃のかぶったステージで
あなたがまだ恋をしていた頃の 色褪せた思い出を弾こう
隣で歌うあなたの握るマイクは いろんな涙の色を知っている
この声に抱かれていた この歌が好きだった
この場所から見えるあなたの横顔が わたしの誇りだった
もう熱くなる年齢じゃないと はぐらかさずにもう一度聴かせて
あの日誰かに贈った 甘くて苦いあの切ない詩を
十年先も またここに戻るなら
あなたの隣でまたピアノを弾こう

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/04/28(金) 17:15:17|
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恋猫
あなたの顎にほおずりする
足と足と 指と指とをからませて
あなたの胸の上で 喉を鳴らしてる
もう帰らなきゃいけないとか 九時から仕事だとか
二人はこれからどうなるのとか 考えずに生きていられたら
時計が読めなくなってもいい
わたしの気持ちに気づいてくれなくてもいい
ずっとずっと動けなくなるまでそばに居たい
かまってくれなきゃ死んじゃうような
あなたに飼われて わたしは猫になりたい
背中に爪を立てても おこらないでね

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/04/25(火) 19:30:44|
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