禁断症状
真っ黒な毛並みがとても綺麗だよ 手入れの行き届いた長い爪
喉が渇いてたまらなくなる時なんて たぶん一度もなかっただろう
飼いならされ鳴けばいつも 満たされるまで与えられて
そんな美しい君には 重い鎖が絡まっていた
身体を開いて僕にもとに駆けておいで
きっと本当の自分が見つかるから
心を開いて夢を見ながら翔んでおいで
きっとここに自由が見つかるから
金色の砂に身を埋めていても 指先まで凍えていた
なめらかに彩られた唇さえも震えていた
禁断症状に狂い出したら 跡がつくほど縛り上げてあげるから
身体を開いて僕にもとに駆けておいで
きっと本当の自分が見つかるから
心を開いて夢を見ながら翔んでおいで
きっとここに自由が見つかるから
きっとここに自由という名の楽園があるから

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/05/09(火) 18:14:34|
- 妄想
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
イルカの楽園
うねる青い波間を あなたが見えなくなるまで泳いだ
痛みを振り切れるまで イルカたちと南の島まで旅しよう
温かい風の中で 口ずさんでしまうのは
幸せな愛の歌 叶わなかった夢
白い雲から涙が降り落ちて 肩まで伸びた髪を濡らす
指輪の跡が消えてゆく
水のように流れて 何処に行ってしまうの?
離れてからもうどれだけ遠くに漂っているの?
暗い水底に沈まないように 大きな帆を立てて
痛みを振り切れるまで イルカたちと南の島まで旅しよう
背の高いヤシの木に登って 楽園を見渡そう

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/05/03(水) 17:18:29|
- 恋愛
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
何も無い夜
音も無く散ってゆく花びらみたい 睫毛の先をかすめた小さなしずく
何もいわないのね?心がわからない
雲にかすんだ月が ひっそり浮かんでた
愛を確かめたくて シャツの裾引いてみるけど
凍りついたみたいに 夜に見とれてる
くわえたタバコに火もつけないままに 差し込んだ月光が動いてゆくだけ
ひとつのため息と 星のささやきと
こんな何も無い夜の はかない夢の中
爪を立てたガラスを 吐息で温めてみるけど
触れた唇だけは いつも凍えてた

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/05/02(火) 11:07:36|
- 夜
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
笑っていて
逢いたさが募ってく
冬の星座は西に傾いて もうすぐ春が来るよと 天使たちが歌う
こんなに愛しいのに 声も聴けないなんて苦しいよ
恋しくて 淋しくて 心が痛いよ
君への想いは僕を突き抜けて 宇宙まで届きそうなのに
何度も呼んで 君の名を呼んで
返事がなくても 夜風が君の名を流して・・・
恋しくて 淋しくて 心が痛いよ
君の笑顔が見たくて ただ傍にいたくて 僅かな時間でも
何度も呼んで 僕の名を呼んで
君が必要なら どこまでも翔んで行くから
君を守るために産まれてきた 優しい季節が来るまで
冷たい風には 僕が盾になるから
どうか 君は笑っていて

テーマ:自作詩 - ジャンル:小説・文学
- 2006/04/29(土) 17:36:39|
- 天使
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4